水郷水都全国会議は、全国の水環境を守る市民のネットワークです。

直線上に配置
バナー

「水郷水都全国会議」は、全国の水環境を守る市民のネットワークです。

水郷水都全国会議は、1984年に琵琶湖畔で開催され た世界湖沼会議に参加した 市民の交流をきっかけに始まりました。第1回大会は、宍道湖・中海の干拓問題を焦点に、 松江市(島根県)で開催され、「親水権」の確立を提起しました。以後、毎年全国各地において、 各地域での水環境問 題を焦点に取り上げながら、市民、市民団体、研究者、企業、行政など、 幅広い人びとが参加し、交流を重ねてきました。
     (2002年11月、第18回長野県大町大会案内文より)

2011年9月3日(土)〜4日(日)
第27回諫早大会

諫早湾干拓潮受堤防 開門をどのように進めるのか

2011.09.07 
第27回諫早大会は約130人が参加して無事終了しました。
記録は 第27回諫早大会のページに保存しました。

大会宣言は下に掲載してあります。またpdfファイルは第27回諫早大会のページにあります。 
   
 2011年9月3日 諫早湾調整池  2011年9月3日 諫早湾干拓潮受堤防の水門
   
  2011年9月3日 懇親会(道具屋ホテル)  2011年9月4日 諫早市市民会館
   
 2011年9月4日 特別報告 馬奈木昭雄 よみがえれ!有明訴訟弁護団団長  2011年9月4日 パネルディスカッション

大会宣言

農林水産大臣 殿 

諫早湾排水門の開門に関する「国の義務」の誠実な履行を求める決議


全国各地の水環境と水辺の保全と再生を願う我々は、長崎県諫早市において、第27回水郷水都全国会議・諫早大会を開催した。 大会に参集した我々130人は、国営諫早湾土地改良事業の現地を視察するとともに、干拓地潮受堤防の開門を巡る事態について 真剣に議論を行った。その結果、総理大臣(農林水産大臣)が開門に係る「国の義務」を厳正に履行されるよう、本大会の名 において以下のことを要請するものである。

一、 福岡高等裁判所は2010年12月6日、「判決確定の日から3年を経過する日までに、防災上やむを得ない場合を除き、・・・ 諫早湾干拓地潮受堤防の北部及び南部各排水門を開放し、以後5年間にわたって同各排水門の開放を継続せよ」との判決を行った。 菅首相(当時)の上告断念により同判決が確定し、開門は「国の義務」となっている。この「国の義務」を厳正に履行され るよう要請する。

二、長崎県は、開門すると漁業被害、農業用水の不足、塩害の発生、高潮や水害の発生などが予想されるとして、県民に開門の 不安をあおり、県民を対立させ、訴訟まで行っている。だが、福岡高裁はこれらの予想被害なるものを明確に否定した上で開門 を判決したのであり、蒸し返して時間を浪費すべきではない。国は長崎県を調査に協力させるよう努力すべきである。

三、福岡高裁の判決の「5年間にわたる開門の継続」の趣旨は、現に発生している漁業被害をなくすための開門方法の調査であり、 「国の義務」の消極的履行は許されない。ところが農水省は、8月31日、開門の調査を、調整池の水位変動幅20cmの「制限開門」 で行う方針を固めたと報じられている。この方法は2002年の短期開門調査と同様であり、新しい知見は期待できない。段階的に 開門し最後は全開にして調査するなど、実効ある調査方法にすべきである。

四、諫早湾の水資源と環境は農業と漁業との共通の基盤であり、地域の持続可能な発展の必須条件である。水資源をめぐる住民意 見の相違があれば、話し合いと協議によって解決することが、地方自治の基本である。そのためには、国と地方自治体および地域 の大学が科学的かつ公平な情報を提供すべきである。そして、真の住民合意を実現するために、国は地方自治体と協力して、住民 と住民、住民と行政間の話し合いと協議の場づくりに真摯に取り組むべきである。

五、東日本大震災復興構想会議の文書(「復興の視座」2011.5.29)に、「今回の大震災を機に、現代文明の限界(成長神話と安全 神話の終焉)を認識し、……まったく新しい将来ビジョンを持つ必要がある」との一文がある。諫早湾干拓も、ある意味では「成 長神話」の中で生まれ、開発と環境問題の矛盾と限界に苦悩している。国も県も、過去の経緯にとらわれることなく、持続可能な 諫早湾・有明海地域のために、「まったく新しい将来ビジョン」づくりに諫早市や住民に協力していくべきである。

以上、決議する。

   2011年9月4日

第27回水郷水都全国会議・諫早大会
参加者一同

 


 

「社会的共通資本としての川」

「ふるさとづくり提言の時代」

(2010.11.29)
共同代表の大熊孝さんが宇沢弘文さんと編著で、「社会的共通資本としての川」を出版されましたのでご紹介します。
大熊さんの「あとがき」はこちらで読むことができます。

Social Common Capital
宇沢 弘文 ・大熊 孝 編 「社会的共通資本としての川 」(東京大学出版会、4800円+税=5040円)

内容紹介
川は誰のものか.先人による巧みな治水と利水の知恵から,現代における「脱ダム」思想の意義を論じ,コモンズによる川の共有を説く.川とそれを取り巻く住民に正面から向き合ってきた執筆陣による,人と川との新しい付き合い方の創造。 
  主要目次

序 章 社会的共通資本としての川を考える(宇沢弘文)

第I部 持続可能な治水と利水の実践
第1章 20世紀の河川思想を振り返る(蔵治光一郎)
第2章 水利文明伝播のドラマ――スリランカから日本へ(茂木愛一郎)
第3章 都江堰と2300年の水利――四川省大地震からの復興(石川幹子)
第4章 技術にも自治がある――治水技術の伝統と近代(大熊 孝)

第II部 リベラリズムとしての脱ダム思想
第5章 コモンズにはじまる信州ルネッサンス革命――「脱ダム」宣言のアスピレーション(宇沢弘文)
第6章 脱ダムから緑のダムへ――エコロジカル・ニューディール政策としての森林整備(関 良基)
第7章 吉野川第十堰と緑のダム――「流域主義」の視点から(中根周歩)
第8章 宝としての球磨川・川辺川にダムはいらない(高橋ユリカ)
第9章 なぜダム建設は止まらないのか(岡田幹治)
第10章 八ッ場ダム中止への道のり(嶋津暉之)

第III部 コモンズによる川の共有
第11章 自然としての川の社会性と歴史性(高橋 裕)
第12章 川・魚・文化――天塩川水系・サンル川から考える(小野有五)
第13章 淀川における河川行政の転換と独善(宮本博司)
第14章 地方分権――川を住民が取り戻す時代(神野直彦)

あとがき (大熊 孝) 
 担当編集者から
 編者がこの十数年間取り組んできた,「社会的共通資本」の考えを提唱する新しいシリーズの第2作です.本書では川の問題を取り上げます.
 八ッ場ダムの問題が世間を騒がせていますが,そもそも計画発表から50年以上も問題となり続けているという事実に 驚かれた方も多いのではないでしょうか.日本の河川行政は,一体どのようなことになっているのでしょうか.また,ダムの 役割は治水・利水・発電といわれますが,ではどれほどその効果が証明されているのでしょうか.川は本来,どのような姿で あるべきなのか.本書の提言が,広く世に共有されることを期待します.

水郷水都全国会議20年記念資料集

「ふるさとづくり提言の時代」

水郷水都全国会議の20年(1985年〜2004年)の歩みと、今後に向けての問題提起をまとめた資料集です。(2005年5月25日発行)

希望される方は


までメールでお申し込みください。1冊500円、郵送の場合は1冊710円(うち送料210円)です。

(目次)
 第1章 20年記念シンポジウム
  ・記念講演
  ・パネルディスカッション

 第2章 各地からの報告
      (アンケート結果と提言)

 第3章 資料
  ・年表
  ・第6回世界湖沼会議ワークショップ
  ・全国実行委員会について
  ・参考書籍、ウェブページ

(体裁)
      A5版、120ページ
(出版)
      水郷水都全国会議

(郵便振替口座)
  口座番号:00140-8-576640
  名称   :水郷水都全国会議

水郷水都全国会議は会員制です。
会員になりたい方はぜひご参加ください。

水郷水都全国会議は、2008年より会員制となりました。会費を納入すれば誰でも会員になれます。
年会費:2000円
申込み、お問い合わせは下記の水郷水都全国会議事務局にご連絡ください。

島根県松江市袖師町99 内藤ビル203
  財)宍道湖・中海汽水湖研究所内 水郷水都全国会議事務局
    電話/FAX:0852-21-8683

水郷水都全国会議メーリングリストのご案内

水郷水都全国会議は、全国の関心を持つ人たちの情報交換のためにメーリングリストを 利用しています。どなたでも参加できます。参加ご希望の方は、
水郷水都全国会議ウェブ管理者

宛てにお名前と利用するメールアドレスをメールでお知らせください。

表紙
(このページ)
2011.09.07
更新
全国会議
の活動

2011.09.07
更新
第27回
諫早大会
の記録

2011.09.07
更新
全国大会
の記録

2011.09.07
更新
リンク

2011.06.21
更新

(このホームページに関するお問い合わせはウェブ管理者

にお寄せください。

  水郷水都全国会議事務局は (財 )宍道湖・中海汽水湖研究所にあります。
  島根県松江市袖師町99 内藤ビル203
  財)宍道湖・中海汽水湖研究所内 水郷水都全国会議事務局
    電話/FAX:0852-21-8683 

直線上に配置