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第30回水郷水都全国会議・東広島大会
記録
 

(2015.04.03)
大会記録のページとして整理しました。
オンライン申込みを削除しました。
大会宣言を掲載しました。

(2014.12.6-7 大会開催)

(2014.10.30)
分科会が3つになりました。分科会の発表題目案をごらんください。

(2014.10.06)
東広島大会の概要のページ(このページです)を開設しました。
オンライン参加申込みのページ(外部リンク)を開設しました。

第30回水郷水都全国会議東広島大会
2014年12月6日(土)〜7日(月、祝)


(大会メインテーマ)みんながかかわる里山・里海

第30回大会は広島県東広島市で開催されます。

粉雪が舞う中実数で140名が参加して無事終了しました。

開催趣旨

 水郷水都全国会議は,1984年に琵琶湖で世界湖沼会議が開かれたのを契機に,それに関わった市民団体や研究者等が翌年から継続して開催してきました。 水資源・水環境と社会に関するさまざまな問題に対して,市民・行政・科学者それぞれの立場から議論し,情報の共有を図ろうとしてきた活動です。

 30回 目の大会となる今回は,広島県の東広島市(西条盆地・賀茂台地)を会場として開催することになりました。

 東広島市は,雨が少なく多数のため池を有するなど,限られた水資源を有効に利用してきました。このような背景により生まれた農村景観と,日本三大銘 醸地の一つと称する酒造りの存在などから,水の郷百選にも選ばれています。特に最近では地元の酒造会社が主導して,水源地の森を守る市民活動を展開 しており,そのことでも国内外で知られるようになってきました。今大会では,この地の水環境保全に関わる諸活動について紹介するとともに,県内や全 国の方々との交流を通じて,これからの水を活かした地域づくりを考えます。

  また近年,山と海とのつながりに関心が高まり,マネー資本主義に対する里山資本主義も提唱されています。自然と社会の新たな関係を模索する動きがあ る一方,一時期抑えられていた公共事業が活発化する動きもみられます。そのようななか,今大会では,里海として注目される瀬戸内海の環境再生の取り 組み,および全国各地で直面する開発と自然の諸問題について,活発な情報・意見交換を行い,これからの水環境のあり方を考えます。

第30回水郷水都全国会議東広島大会に全国あるいは地元から多くの皆さまに参加いただき,日頃の活動を伝え合い,将来に希望のもてる水郷・水都づくり 運動を大きく発展させる機会となれば幸いです。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

大会宣言

第30回水郷水都全国会議東広島大会宣言
「みんながかかわる里山・里海」をテーマに


第30回水郷水都全国会議は2014年12月6日、7日の両日、広島県の東広島市で広島大学を会場に開催された。本大会には、全国で水環境の保全活動や水を大切にした 地域づくりに取り組む市民・行政・研究者・事業者など142人が参加した。

 東広島市が位置する西条盆地・賀茂台地は、多数のため池を有し、赤瓦の民家と水田、里山のコントラストが美しい農村景観が広がり,龍王山系からの地下水を活かし た酒造りにより、日本三大銘醸地の一つと称される。特に近年は地元の酒造会社が主導して,一升一円の基金を原資とする水源地の森を守る市民活動を行っている。また、 広島大学が東広島市に完全移転して、20年が経とうとしているが、地域と大学との連携により、それらの市民運動が活発化してきている。大会では,当地の水環境に関わ る諸活動の報告を得て、活動における水質や生物多様性に対する意識、活動を発展・継続するための財源、大きな対立軸はなくてもじわじわと環境劣化が進む地域での市 民活動のあり方など、これからの市民活動の課題について話し合った。

 また近年,山と海とのつながりに関心が高まり,マネー資本主義に対する里山資本主義も提唱されている。このような自然と社会の新たな関係を模索する動きが ある一方,一時期抑えられていた公共事業が活発化する動きもみられる。ある地域では産・官・学・民の連携や協働による環境づくりが志向され、また、ある地域では中 央政府の思惑と、土地の自然とともに生きてきた地域住民の思いが鋭く対立する。大会2日目は,このような多様な関わり方があることを承知したうえで、全国各地の報 告をもとに、「里海(湖)の環境再生」、「治山・治水・水資源:開発と住民自治」、「伝える・つなげる:環境教育・市民活動」の3つのテーマを議論した。

 全体会と分科会を通して注目されたことは、30年にわたる水郷水都活動を続けてきた中で、地域の自然環境および社会環境が変わってきたこと、それにともない 活動の対象や進め方も変わってきたこと、そして、それは地域によってさまざまであることである。そのような多様性を意識した中で、国内外の市民活動の連携を図りな がら、市民主体の環境保全・地域づくりを模索しなければならない。身近な環境の劣化に不感症・無関心になることなく、市民、研究者、行政、企業などさまざまな立場 を超えて、「みんながかかわる」場をつくっていくことが求められる。

 しかし、一方で環境に関わる問題は、地域の中だけで解決できるような問題ではなく、グローバルな、あるいはナショナルな構造的問題として存在している。社 会のあり方そのものを問い直し、変革していかなければ解決できないことの方がむしろ多い。それに寄与できる市民運動の新基軸を模索すべきであり、時には対立の先に その活路を見出すことも必要であるし、運動をいかに次世代につなげていくのか、息の長い活動の進め方も真摯に考えなければならない。

 水郷水都全国会議の30年目の節目にあたり、次の10年、20年に、つねに新たな環境価値を創造・発信し続ける市民運動を進めることをここに誓う。

2014年12月7日
第30回水郷水都全国会議東広島大会参加者一同
エクスカーション竜王山から西条の町を見下ろす(2014.12.6) 大会会場前(広島大学)(2014.12.6)
 開会あいさつ、淺野現地実行委員長(2014.12.6)  酒蔵見学 (2014.12.7)


大会宣言、決議

pdf 日付
大会宣言 2015.04.03



開催要領
開催要領(htm)
開催要領(pdf)
2014.10.06
分科会発表題目案(htm) 2014.10.30

大会資料集

チラシ、ポスター
ちらし(pdf) 2015.04.03

参加申込書
参加申込書(pdf) 2014.10.06

実行委員会名簿
(2014.10.04現在)
実行委員長 淺野敏久
事務局長 淺野敏久
委員 小倉亜紗美 清水則雄 塚本俊明 中坪孝之
林浩三 平田和久 船本昌義

主 催
水郷水都全国会議全国大会実行委員会(実行委員長:淺野敏久)

共 催
広島大学総合科学研究科21世紀科学(文明と自然)プロジェクト

協 力
調整中


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