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第29回水郷水都全国会議・霞ヶ浦大会
大会宣言 

第29回水郷水都全国会議霞ヶ浦大会宣言

第29回水郷水都全国会議霞ヶ浦大会は、2013年10月12日から14日、茨城県土浦市の霞ヶ浦湖畔(茨城県霞ケ浦環境科学センター)において開催された。 「水文化の再生をめざして〜カッパは3.11を乗り越えられるか」をテーマに開催された大会には、全国から延べ250余名が参加し、熱心な報告と討論が行われた。
霞ヶ浦では1986年の第2回大会に続き2回目の大会となった。本大会では、その後の社会、環境情勢の変化、とくに未だに解決されない2011年3月11日の東日 本大震災と福島第一原子力発電所事故災害の実態を踏まえて議論した。
地震による地盤沈下、液状化現象および津波が水利施設を破壊し長期にわたって機能不全をもたらすことが報告された。
さらに、従来の水資源開発事業が、我が国のウナギやシジミ類の資源の激減が示すように日本列島の自然を破壊しつくそうとしている状況も全国から報告された。 このような災害に脆弱無益な公共事業を中止させ、3.11後の新しい時代にふさわしい自然との共生に基づく治水・利水対策や生物多様性を誇れる地域づくりが 実現されなければならないことは明らかであるが、その実現は政治力によって阻まれている。この障害を乗り越え新しい時代を切り拓くのは、私たち自身である。
福島第一原子力発電所事故は、日本列島に放射能汚染によって計り知れない災害をもたらした。本大会は、まず原子力発電をやめること、そして地域協働型の 再生可能エネルギーの開発と普及を地域自立によってすすめることを提言する。そのためには、放射能汚染にかかわる情報を共有し、生産者と消費者の交流を 強めなければならない。
原子力発電をやめ、地域協働型の再生可能エネルギーの開発と普及を地域自立によってすすめる。
私たちは、水郷水都全国会議の原点である「市民・行政・科学者の連携」による、環境と共生する水郷水都のモデルづくりとその実践をすすめ、全国各地に おいて多くの住民との連携を広め3.11後の情勢を乗り越えることをここに誓う。

                              第29回水郷水都全国会議霞ヶ浦大会参加者一同
                                                  2013年10月14日


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