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第23回水郷水都全国会議、松江大会
記録
 

第23回水郷水都全国会議松江大会は2007年5月27-28日に松江市で開催されました。

松江大会の準備に関するページは、下記の松江大会現地実行委員会(財・宍道湖中海汽水湖研究所)の記事をもとに作成しました。松江大会現地実行委員会のホームページもご覧ください。
http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~kisuiko/


目次

開催趣旨
全体プログラム
エクスカーション
分科会プログラム
お申し込み(宿泊・昼食・エクスカーション)のご案内
参加申込書(pdfファイル)

第23回水郷水都全国会議
松江大会

2007年5月26―27日
大会テーマ:「あらためて人と湖の共存を求めて」

1日目の全体会には600名以上が参加し、熱気に満ちた大会でした。

現地実行委員会事務局の(財)宍道湖・中海汽水湖研究所のホームページ http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~kisuiko/
もご覧ください。

第23回水郷・水都全国会議 松江宣言

私たちは、水郷・水都全国会議を、宍道湖・中海の湖畔・松江市において開催し、全国各地から600名が参加した。
ここ松江市は、住民が固有の権利として親水権を持つことを宣言した第1回大会の開催の地である。その大会において私たちは、住民が水に親しむためには、第一に歴史的に引きつがれてきた水面を失わないこと、第二に水面が公共の資産として住民に開かれていること、第三に地域開発は水質を保つことをそこなわないこと、の親水権3原則を確認した。
 それから22年間、私たちは、失われつつある水面を住民に取り返し、再生させるための努力を全国各地でおこなってきた。
ここ宍道湖・中海においては、住民と科学者の努力と行政の理解により干拓・淡水化事業が完全に中止され、いま、自然再生へと向かう新たな段階をむかえている。宍道湖・中海の全経過が私たちに教えていることは、水面の改変は慎重の上にも慎重であらねばならず、いったん壊れた環境はなかなか元に戻らないという苦い教訓であり、自然再生のためには住民、科学者、行政の三者の協力が不可欠であり、その媒体としてのねばりづよい住民運動が重要なことである。
この22年間には、環境保全と住民参加を認めた新河川法が制定されるなど大きな前進があった。しかし、いまだに各地で、水面を失わせ、住民を水から遠ざけ、水質の汚れが危惧される事業が継続され、また復活されようとしていることは感化できない。
時代の大局は、持続可能な社会への軌道修正へと向かっている。水郷・水都全国会議がすすむ方向は、水面と流域を「賢明な利用」の原則のもとに置き、住民が水と共存するふるさとづくりであり、持続可能な水郷・水都の再生であることを確認する。
水郷・水都の運動は、その発祥の地、宍道湖・中海に戻って開催した今大会を経て、明日から、いわば「第二期」に入る。
水郷・水都全国会議の「第二期」をむかえた私たちは、各地域における水面の維持・再生にとりくむとともに、全国的に重要な課題や水郷・水都再生モデルづくりに全国の力を集めるなど、住民が水と共存する持続可能な水郷・水都の再生のために、決意を新たに連帯することを、ここに宣言する。

2007年5月27日
第23回水郷・水都全国会議 松江大会

第23回大会の御礼

第23回水郷・水都全国会議 松江大会にご参加の皆さま
代表を送り出していただいた各地の団体の皆さま

第23回水郷・水都全国会議 松江大会に、遠路はるばるご出席くださり、ありがとうございました。
皆様には、記念シンポジウムのパネリストとして、また分科会での報告や議論を通じて、幾多の重要なご提案、ご発言をいただき、感謝申し上げます。
参加者も多くあり、第一日目の会場の椅子は599席でしたが、ほとんど埋まり、近年にないほどの盛況となりました。内容の上でも、私たち現地実行委員会が期待した目標を達成できたものと喜んでいます。
来賓挨拶では、福田正明・島根県議会議長を迎えることができ、22年間の宍道湖の取り組みが、全国から来られた参加者の皆さんに十分伝わったことと思います。
記念講演は、これからの水郷・水都づくりについて、実に多くの示唆をあたえていただきました。谷根千のみなさんの活動レベルに到達することは容易なことではありませんが、私たちのこれからの水郷・水都づくり運動の目標になりますし、住民活動の観点や方法のスケールの大きさも学ばせていただきました。
記念シンポジウムは、基調提案にはじまり、パネリストの先生方がご指摘された到達点や今日の課題も参加者によく理解できる内容でした。これにより、各地からの報告と交流だけで基調講演がなかった、これまでの全国大会の欠落を埋め合わせていただきました。それにしても厳しい現状評価でして、運動がどう「対応すべきか」というよりも、どう「対応できるか」と考えさせられてしまいました。シンポジウムの議論内容を整理し、これを踏まえた戦略的な方針提案が必要だと痛感いたしました。
各分科会の内容は、これから集約しますが、何人かの参加者から聞いてみましたが、好評だったようです。
若干の不安もありましたが、松江大会を無事に終えることができました。これも、皆様のご尽力のおかげだと感謝しています。ありがとうございました。
次回開催地を8月までに決定することや、今日の情勢に対応できる体制全般の整備など、残された課題も少なくありませんが、今回大会の成果を糧にして、努力してまいろうと考えているところです。
とりあえずメールで、感謝の気持ちを伝えさせていただきます。
ありがとうございました。
       2007年5月28日
                   第23回水郷・水都全国会議 松江大会 
                       現地実行委員長  保母 武彦
2007年5月26日、松江城から宍道湖(黄砂で霞む) 2007年5月25日、松江城、堀川遊覧船
2007年5月26日、受付 2007年5月26日、大熊共同代表開会挨拶
2007年5月26日、懇親会、木原顧問乾杯挨拶 2007年5月27日、第6分科会


あらためて人と湖の共存を求めて

       主催 第23回水郷・水都全国会議現地実行委員会

5月26日(土)13:00
   全体会議   記念講演、記念シンポジウム
5月27日(日)9:00
   分科会、とりまとめ全体会議

◆会場
くにびきメッセ国際会議場(松江市学園南1−2−1)他

◆参加費
2000円(交流会は希望者のみ5000円)

○お問い合わせ先・大会事務局

(財)宍道湖中海汽水湖研究所  電話・ファックス:0852−21−8683
kisuiko@mvb.biglobe.ne.jp (左の@は全角ですので、半角に直してご利用ください。)
〒690-0049 松江市袖師町99 内藤ビル203

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